二重整形術には、埋没法と切開法の2つ術法があります。それぞれメリットとデメリットがあり、まぶたの状態や希望する二重のデザインによっても適した施術法は変わってきます。そのため、二重整形を検討されている場合には、埋没法と切開法の違いをしっかり把握しておくことが大切です。今回は、二重整形を検討されている方が自分に合った施術法を選択できるよう、埋没法と切開法の違いについて分かりやすくご説明します。目次埋没法と切開法の特徴と施術方法の違い埋没法と切開法の大きな違いは、メスを使って二重にするか、メスを使わず二重にするかという点です。それぞれの具体的な施術法をご紹介します。 埋没法はメスを使わない二重術埋没法は、まぶたを切開することなく、医療用の細い糸を使って二重を作る施術です。まぶたのふちにある硬い板状の瞼板やまぶたを持ち上げる筋肉である眼瞼挙筋に糸をかけてまぶたを縫い留め、二重のラインを作り出します。埋没法には、二重を作るライン上のポイント(点)ごとに糸を留めて二重を作る「点留め」とまぶたに糸を通して裁縫のように縫う「線留め」の2種類があります。 切開法はまぶたを切る二重術 まぶたの皮膚を切開し、二重のラインを作る手術が切開法です。作りたい二重のラインに沿って、目頭から目尻側まで切開する「全切開法」と、一部だけを切開する「部分切開法」の2種類があります。切開法では、まぶたの余分な脂肪や皮膚を切除することもでき、はっきりとした二重のラインを作ることが可能です。 埋没法のメリットとデメリット 埋没法は、メスを使用した施術に不安のある方でも気軽に行える二重術として人気ですが、埋没法には次のようなメリット、デメリットがあります。 埋没法のメリット ・施術時間が短い埋没法は、まぶたを糸で縫い留めるだけの施術となるため、15~20分程度と、非常に短い時間で二重を形成できます。 ・ダウンタイムが短いメスを使用しないため、体に与える負担も少なく、まぶたの腫れや内出血などの症状はそれほど強く現れることはありません。個人差はあるものの、ダウンタイム中の症状は1~2週間程度でほとんど目立たない状態にまで消失します。3日目あたりからは、入浴もできるようになり、通常の生活が送れるようになります。 ・痛みが少ない皮膚を切開することがないため、強い痛みを感じることはありません。しかしながら、まぶたを縫い留めるため、皮膚を引っ張られているような違和感や目に異物感を覚えるケースがあります。ただし、これらの症状は一時的であり、1週間程度するとほとんど気にならない状態となります。 ・やり直しができる埋没法は、まぶたを糸で縫い留めることで二重のラインを作る施術法です。そのため、糸を取り外せば、元の状態に戻すことができます。万が一、埋没法の施術を受けた後に、思ったような二重のデザインにならなかった場合や左右で差が生じていた場合でも、比較的簡単にやり直しが可能です。 ・施術費用が安い施術時間が短く、メスも使用しないため、切開法に比べると埋没法の施術料金は安く設定されています。 埋没法のデメリット・半永久的な効果は得られない繰り返しになりますが、埋没法ではまぶたを糸で縫い留めることで二重のラインを作り出す施術です。そのため、まぶたを縫い留めている糸が切れてしまったり、緩んでしまったりすると、元の状態に戻ることもあれば、二重のラインが崩れてくることもあります。人によって二重のラインを維持できる期間は異なるものの、一度施術を受ければ、その後、半永久的に二重のラインを維持できるというものではありません。 ・幅広の平行二重は難しい埋没法では、目頭から目尻に向かって二重ラインが広くなる、末広型と呼ばれる二重ラインの形成に適しています。末広型は、日本人の顔立ちになじみやすく、自然な仕上がりとなる二重の形です。一方、目頭から目尻までほぼ同じ幅で二重ラインが続く、平行二重は埋没法では実現しにくい場合があります。ただし、線留めなどの技術を活用すると、平行二重に仕上げることもできるため、デザインについては医師と相談してから決定したほうがよいでしょう。・まぶたの形状によっては対応できない埋没法は、メスを使わず、手軽にできる二重術ですが、すべての方に適した術式ではありません。まぶたが腫れぼったい方や厚い方は、糸が取れてしまう可能性があるのです。また、アイプチやテープなど市販のアイテムを使って長年二重ラインを作ってきた方などは、まぶたの皮膚が伸びているケースがあります。そのような場合も、埋没法ではきれいな二重を作りにくくなります。 切開法のメリットとデメリット切開法は、デザイン性が高く、埋没法での対応が難しい方でもきれいな二重を作ることができる施術です。切開法の主なメリットとデメリットをご紹介します。 切開法のメリット ・半永久的な効果を得られる切開法では、作りたい二重のラインに沿って皮膚を切開し、皮膚とまぶたを持ち上げる筋肉の膜を縫い合わせて二重を作る施術です。そのため縫合した部分が元に戻ることはなく、一度切開法で二重を作った場合、何度も施術を繰り返す必要はなく、半永久的な効果を維持できます。・くっきりとした二重ラインを作れる切開法では、まぶたの皮膚を縫合するため、埋没法とは違い、深くくっきりとした二重のラインを作ることができます。 ・まぶたが厚い人でも二重にできる埋没法では糸が取れやすいまぶたが厚い人や、まぶたの皮膚がたるんだ人でも、切開法では糸が外れる心配がありません。また、切開時に余分な脂肪や皮膚を除去することもできるため、まぶたの腫れぼったさやたるみも解消できます。 ・豊富なデザインに対応できる切開法は、はっきりとした二重や幅が広い平行二重など、さまざまなデザインに対応が可能です。顔立ちや好みに合わせて、なりたい二重を目指せる点は切開法の大きなメリットです。 切開法のデメリット ・ダウンタイムが長いメスを使う切開法は、埋没法に比べるとダウンタイムが長くなります。埋没法は1~2週間程度でほとんど腫れや内出血などが消失するのに対し、切開法では内出血が強く出るため腫れが引くまでに約1~2カ月程度の時間がかかります。 ・デザインの修正は対応しにくい埋没法は糸を外すと元の状態に戻すことができますが、切開法ではまぶたを切除しているため、元に戻すことはできません。また皮膚を縫合しているため、施術完了後にできた二重のラインが理想としていた形とは違っていた場合でも、修正は難しくなります。 ・埋没法より費用が高い埋没法に比べて手術の時間も長くなり、複雑な手技が必要になるため、切開法の費用は埋没法よりも高くなるケースが一般的です。また、切開法でも目頭から目尻までを切開する全切開と、一部のみを切開する部分切開では料金が異なります。縫合する部分が大きくなる全切開のほうが、費用は高くなります。さらに、脂肪やたるんだ皮膚を除去する場合にはオプション料金が発生することがあるため、費用は事前に確認しておくようにしましょう。 埋没法が向いている人,切開法が向いている人ここまで埋没法と切開法の違いについてご説明してきましたが、自分に適した二重術を選びやすいよう、埋没法が向いている人と切開法が向いている人の特徴をご紹介します。 埋没法が向いている人とは埋没法は、次のような人におすすめです。・ダウンタイムをできるだけ短くしたい人・ナチュラルな二重を作りたい人・もともとある二重をはっきりさせたい人・メスを入れる手術に抵抗がある人・まぶたが薄く、腫れぼったくない人・できるだけ施術にかける費用負担を抑えたい人埋没法の最大のメリットは、メスを入れないため体への負担が少なく、ダウンタイムを短く抑えられる点です。学校や仕事があり、長期の休暇が取れない人などは、1週間程度で腫れが引いてくる埋没法が向いているでしょう。 切開法が向いている人とは切開法は、次のような人におすすめです。・半永久の二重を作りたい人・まぶたが厚い人やまぶたにたるみがある人・まぶたの腫れぼったさも一緒に解消したい人・過去に埋没法で二重を作ったものの、二重が戻ってしまった人・ダウンタイムが長くても問題がない人切開法は、埋没法では難しい、はっきりとした二重や幅広の平行二重を作りたい人におすすめです。また、まぶたが厚い人やたるんでいる人、まぶたの腫れぼったさも解消したい人など、埋没法では対応しにくいまぶたの方も、切開法を選択したほうがよいでしょう。そのほか、過去に埋没法で二重を作ったものの戻ってしまった経験がある方などは、後戻りのない切開法が向いています。切開法を受けるにあたっては、何より長期の休暇を取りやすい人など、ダウンタイムが長くても問題ないことが条件となるでしょう。 まとめ二重整形には埋没法と切開法の2つの施術法があります。それぞれのメリットやデメリットの違いなどをご説明してきましたが、初めて二重術を受ける場合やダウンタイムをできるだけ短くしたい人などは、メスを入れない埋没法をおすすめします。一方、これまでに埋没法を受けた経験のある方やダウンタイムを長く確保できる方などは、半永久的な効果を維持できる切開法が向いているでしょう。まぶたの状態によってもおすすめの施術法は異なるため、二重整形をお考えの際には信頼できるクリニックへの相談をおすすめします。 お得なキャンペーントラスト美容クリニックではお得なキャンペーンを実施しております。是非、この機会にご利用くださいお得なキャンペーンはこちら関連コラム二重埋没法のダウンタイム期間はどのくらい?術後の過ごし方のポイント