糸リフトは、ダウンタイムが短く、短期間で効果が実感できるとして人気の施術です。しかし「糸リフトは効果が長持ちしない」といううわさもあり、糸リフトの効果の持続期間に疑問を抱く人も少なくありません。そのため、糸リフトを受けるべきか、別の施術を検討すべきか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。事実、糸リフトの効果は、半永久的に持続できるものではありません。では、なぜ糸リフトの効果持続期間は限定されてしまうのでしょうか。今回は、糸リフトの持続期間の疑問について詳しくご説明します。 糸リフトの特徴と得られる効果まずは、糸リフト施術の概要と糸リフトによって得られる効果から確認していきましょう。 糸リフトとは糸リフトとは、コグと呼ばれるトゲのついた特殊な糸を挿入して、肌を内側から引っ張り上げるリフトアップ術です。コグを皮膚の組織に引っ掛けることで固定し、フェイスラインのもたつきや肌のたるみを改善します。切らずにリフトアップをかなえられるため、手軽に受けられる施術として人気が高まっています。 糸リフトで得られる効果糸リフトには2つの効果があります。まず1つ目は、リフトアップ効果です。糸で肌を引き上げ、下垂した組織を高い位置に固定することで、頬のたるみやほうれい線、マリオネットラインなどを改善でき、すっきりとしたフェイスラインを実現できます。また、フェイスラインのもたつきを解消することで、小顔効果も得られます。2つ目の効果は、肌のハリや弾力を回復させる効果です。肌の内側に挿入した糸は、肌のハリや水分保持に関わるコラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞を刺激します。この刺激によって、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されると、肌のハリやツヤがアップし、たるみによる毛穴の開きや小じわの改善も期待できます。 糸リフトのメリット糸リフトは、施術後、すぐにフェイスラインのリフトアップ効果を実感できます。また、メスを入れないためダウンタイムが短く、傷跡もほとんど目立ちません。そのため、仕事や学校に影響を与えることもありません。さらに、糸を挿入した箇所の周囲には、糸を包み込んだ組織が線維として残るため、たるみの予防にもつながります。加えて、コラーゲンやエラスチンの生成促進による美肌効果も期待できます。 糸リフトの持続期間はどのくらい?糸リフトの効果やメリットについてご説明してきましたが、肝心の持続期間はどのくらいなのでしょうか。 糸リフトの持続期間は半年~長くて3年糸リフトの効果の持続期間は、半年から長くても3年ほどです。糸リフトには、溶ける糸を使う施術と溶けない糸を使う施術の2種類があります。溶ける糸とは、時間とともに溶け、体に吸収されていく糸です。溶ける糸を使った糸リフト施術の効果持続期間は、個人差があるものの半年から2年、長くても3年程度といわれています。また、溶けない糸を使った糸リフトのほうが効果を維持しやすくなりますが、溶けない糸を使った糸リフトでも効果を維持できる期間は3年程度です。溶けない糸を使用したほうが効果持続期間は長くなるものの、体内に長期間、異物である糸をとどめると感染症のリスクが高まるため、現在の糸リフト施術では溶ける糸を使用するケースが主流となっています。 糸リフトの持続期間が半永久的でない理由溶ける糸を使っても、溶けない糸を使っても糸リフト効果の最大持続期間は3年ほどです。では、なぜ糸リフトの効果持続期間は半永久的ではないのでしょうか。 溶ける糸を使う施術が多いから現在の糸リフト施術では、安全性を重視し、ほとんどのケースにおいて溶ける糸を使っています。糸リフトは、糸についたコグに組織を引っ掛け、物理的に肌を引き上げる施術です。溶ける糸の場合、組織を引き上げる糸が溶けてしまうため、リフトアップ効果を半永久的に持続させることはできません。しかしながら、糸が溶ける過程においても、線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進させる効果があります。そのため、糸の溶ける時間と糸リフトの効果持続期間は合致するわけではなく、糸が溶けた後でも肌のハリをアップさせる効果はしばらく持続することになります。 溶けない糸でも経年劣化するから溶けない糸であれば、ずっとリフトアップ効果を持続できるのではと思う方も多いかもしれません。しかし、溶けない糸を使った糸リフト施術の効果持続期間も3年程度です。なぜなら、溶けない糸は体内に吸収されることはないものの、時間の経過とともに劣化するため、いつまでも挿入時と同じ形状を維持することはできないからです。糸が劣化すると強度が弱まり、徐々に組織を支えきれなくなってくるため、溶けない糸を使った場合でも効果持続期間は3年程度となります。 糸リフトの効果を持続するための対策 糸リフトの効果は、半永久的に持続するものではありません。しかし、工夫によって糸リフトの効果を持続させやすくすることは可能です。糸リフトの効果持続期間を延ばすための対策を3つご紹介します。 1年ごとに糸リフトの施術を受ける定期的に糸リフト施術を受けることで、糸リフトの効果を得続けられます。1年ごとに糸リフトの施術を受けると、リフトアップ効果を途切れることなく実感しやすくなるでしょう。また、定期的に施術を受けることで糸リフトの効果持続期間が長くなるわけではありませんが、肌の内部で糸の周囲に線維組織が増えるため、長期的なたるみの予防効果を期待できます。さらに、継続的に施術を受けることで、コラーゲンやエラスチンの生成促進効果も持続するため、肌全体のハリを保ちやすく、アンチエイジング効果を得ることができるでしょう。 ダウンタイム中の過ごし方に気を付ける糸リフトの効果持続期間を延ばすためには、ダウンタイム中の過ごし方にも気を付けなければなりません。ダウンタイム中に大きく口を開けると、糸が外れてしまうおそれがあります。また、ツッパリ感が気になるために、患部に触れたくなるかもしれませんが、患部を頻繁に触ることも糸が外れるリスクを高める行為です。糸がなじむまでは口を大きく開くことを避け、患部に刺激を与えないよう注意しましょう。 肌への負担が少ない生活を心がける糸リフトの効果持続期間を直接的に延ばす対策ではありませんが、肌の加齢変化を促進するような生活習慣を続けると、肌のたるみが促進されるため、糸リフトの効果持続期間が短くなったように感じます。過度な飲酒や喫煙、睡眠不足などは避け、栄養バランスを考えた食事をとり、生活リズムを整えると、肌のハリを保ちやすくなるため、糸リフトの効果も長く実感しやすくなります。また、紫外線も肌の老化を促進させる原因です。紫外線対策も徹底するようにしましょう。 まとめ糸リフトの効果持続期間は、個人差はあるものの半年から長くても3年程度です。糸リフトの効果が半永久的に持続しない理由は、現在の糸リフト施術の主流は溶ける糸を使用するものであり、糸が溶けるとリフトアップ効果も消失してしまうからです。しかしながら、糸が溶けても線維組織が増えるため、たるみの予防につながる上に、コラーゲンやエラスチンの生成促進効果によって肌のハリを保つことができます。糸リフト施術の効果を長持ちさせるためには、1年に1回程度のペースで施術を受けることを検討するとよいでしょう。定期的な施術を受けると、リフトアップ効果を維持しやすくなるだけでなく、肌のハリや弾力もアップするため、若々しい肌を維持できるようになります。また、ダウンタイム中はできるだけ口を大きく開けず、患部を刺激しないことも重要です。さらに、加齢変化によるたるみを軽減するため、普段から規則的な生活や栄養バランスのよい食事を心がけ