IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)はダウンタイムが少ない施術といわれています。仕事をしている方や通学をしている方の場合、ダウンタイムが長引き、日常生活に支障が生じる可能性があると、長期休暇中でなければ施術を受けることができません。そのため、IPL施術のダウンタイムはどのくらい続くのか、ダウンタイム中にどのような症状が見られるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、IPL施術に興味はあるもののダウンタイムが気になって、施術を受けるべきか躊躇している方のために、IPLのダウンタイム期間やダウンタイム期間のお肌の経過などについて解説します。また、実際にトラスト美容クリニックのIPL施術を受けた方のビフォー・アフターの写真をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。目次IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)のダウンタイムIPL(フォトフェイシャルなどの光治療)は、ダウンタイム中にどのような症状が見られる可能性があるのでしょうか。IPLのダウンタイム期間やダウンタイム中の症状から確認していきましょう。 ダウンタイムとはなんらかの施術を受けると、一時的に周辺の組織はダメージを受けます。このダメージから回復し、普段どおりの生活に戻るまでの期間をダウンタイムといいます。ダウンタイムは、美容施術時に用いられることが多い用語ですが、美容施術時だけに使用される言葉ではありません。外科手術を受けた場合も、手術後に腫れや痛み、内出血などが見られ、これらの症状が落ち着き、日常生活に戻れる状態になるまでの期間をダウンタイムと表現します。ダウンタイムは、大きな手術や施術ほど長くなる一方で、簡単な手術や軽い施術の場合には短くなる傾向があります。 IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)のダウンタイム期間IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)のダウンタイムは、個人差はあるものの、2~3日程度といわれています。同じ光を使う施術にレーザー治療がありますが、レーザー治療のダウンタイムは1週間から10日程度です。比べると、IPLのダウンタイム期間が短いことがお分かりになるでしょう。これは、IPL施術に用いるIPL(Intense Pulsed Light:インテンス・パルス・ライト)と呼ばれる光は、強いエネルギーを持つレーザーに比べてパワーがマイルドになるため、肌に与えるダメージを低く抑えられるからです。 IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)のダウンタイム期間中の症状IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)のダウンタイム症状には、赤みや腫れ、ほてり、乾燥、痛み、かさぶた、水ぶくれなどが挙げられます。ただし、どの症状も軽く現れる程度で、重い症状が現れることはほとんどありません。 IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)のダウンタイム期間中の症状の経過IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)施術を受けた後、ダウンタイム期間中、症状は時間ごとにどのように変化していくのでしょうか。時系列に沿ってご説明します。 当日~翌日施術直後は、肌のほてりを感じたり、ヒリヒリとした痛みを感じたりすることもありますが、痛みは冷却するとすぐに収まるケースがほとんどです。また当日は、赤みや腫れが生じることもありますが、翌日までには治まる程度の軽い症状となります。 2~3日後施術から2~3日が経過すると、薄いシミが肌の表面に浮き上がるため、シミが施術前より濃くなったように見えます。これは、肌の内部に蓄積されたシミの元であるメラニンが、ターンオーバーによって肌の表面に浮き上がってきたためです。シミが濃くなるのは一時的な症状であり、心配する必要はありません。またメラニンが排出される際に、かさぶたになることもありますが、古い細胞が剥がれ落ちて新しい細胞に置き換わる自然な流れであり、施術の効果が現れている証拠だともいえます。この際、無理にかさぶたを剥がすと跡が残る可能性もあるため、決して触らず、自然に剥がれ落ちるまで待つことが大切です。 1週間後シミが多い方は、IPL施術から1週間程度の時間が経つと、細かいかさぶたがたくさんできたような状態になります。これは、肌の奥にあるメラニンがターンオーバーの促進によって次々と肌の表面に浮き上がり、剥がれ落ちて、新しい細胞と入れ替わろうとしているタイミングだからです。一時的に肌が荒れているように見えるため、気になってしまうこともあるでしょう。ですが、かさぶたが自然に剥がれ落ちると、シミやそばかすが薄くなり、お顔全体がトーンアップしたように感じます。しかしながら、再生されたばかりの肌はまだ薄く、外部からの刺激に敏感な状態です。肌を強くこするような行動や、刺激の強い化粧品などは避けなければなりません。また、紫外線対策も徹底し、紫外線の刺激からも肌を守るようにしましょう。 2週間後2週間経つとかさぶたもきれいに剥がれ、肌も落ち着いてきます。そのため、普段のスキンケアに戻すことができ、通常の生活を送れるようになります。個人差はあるものの、IPL施術から2週間後くらいが、IPL施術によって肌のくすみが取り除かれ、肌も安定してくるため、もっとも効果を実感しやすい時期だといえます。ただし、IPLはマイルドな光を照射するため、ダウンタイム中の症状が抑えられる分、1回の施術で劇的な効果を得られるわけではありません。そのため、IPL施術は、繰り返し施術を受けることが大切です。短いサイクルでIPL施術を受けるとかえって逆効果になる可能性があるため、施術は肌がしっかり回復した4週間後を目安に受けることをおすすめします。 実際のIPL(フォトフェイシャルなどの光治療)施術後の肌の変化トラスト美容クリニックでは、IPL施術を行っています。当院では、患者様のお肌の状態やお悩みに合わせ、効果をもっとも引き出しやすい施術間隔、施術回数のプランをご提案しています。以下の写真は、実際に当院でIPL施術を受けられた方の施術前(左)と施術後(右)のお肌の変化を示す写真です。右の写真は、4週間に1回の頻度で、合計7回の施術を受けていただいた後に撮影したものです。細かなシミやそばかすが目立たなくなっており、おでこや頬に見られた濃いシミも薄くなっている様子が分かります。また、お肌全体のくすみが消え、トーンアップしていることに加え、肌のハリが増し、全体的に若々しい印象に変化しています。 IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)のダウンタイム期間の過ごし方 IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)のダウンタイムは短いものの、ダウンタイム期間中のお肌はとても敏感で、刺激を受けやすい状態になります。したがって、IPLの効果をより高めるためには、ダウンタイム期間中の過ごし方が非常に重要です。IPL施術後の過ごし方のポイントを4つご紹介します。 血流がよくなるような行動は避けるIPLのダウンタイム期間中は、激しい運動や長時間の入浴、サウナなどは控えたほうが賢明です。また、過度な飲酒も血流を促進するため、ダウンタイム期間中にお酒を飲む際には、適量を心がけるようにしましょう。 保湿をしっかり行い、乾燥しないように注意するIPL施術を受けると、ターンオーバーが促進され、シミやそばかすなどが剥がれてお肌全体のトーンアップがかないます。しかし、新しく生まれ変わった肌は非常に薄いため、ダウンタイム期間中は肌のバリア機能が低下し、一時的に乾燥しやすい状態となります。ダウンタイム期間中は、乾燥を防ぐ化粧水や保湿クリームなどを使って、普段以上に保湿ケアを徹底することが大切です。 紫外線対策を徹底する生まれ変わった薄い肌は、乾燥しやすい状態でもありますが、外部からのダメージも受けやすい状態です。そのため、ダウンタイム期間中は、紫外線対策にも十分に気を付けなければなりません。日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子、サングラスなどを使ったりして、できるだけ紫外線から肌を守るようにしましょう。 肌に刺激を与えない洗顔をする際には、優しく洗い、柔らかいタオルでこすることなく水分を吸収させるなど、肌への刺激を最小限に抑えるよう気を付けることも大切です。また、ダウンタイム期間中はフェイシャルマッサージやピーリングなど、肌へ刺激を与えるような行為も控えるようにしましょう。 まとめIPLはマイルドな光を照射するため、個人差はあるものの、ダウンタイム期間は2~3日程度といわれています。ただし1~2週間程度は、シミやそばかすなどが肌の表面に浮き上がり、かさぶたができるため、一時的に肌が荒れたような状態に見える場合があります。しかしながら、かさぶたはターンオーバーが促進され、肌が生まれ変わる過程で生じるものです。かさぶたが剥がれ落ちることでシミやそばかすが薄くなるため、心配する必要はありません。IPLの効果をより高めるためには、ダウンタイム期間中の過ごし方が重要です。血流を促進するような行為は避け、保湿と紫外線対策を徹底し、外部の刺激からお肌を守ると、より一層、肌のトーンアップを実感しやすくなります。 この記事の監修医師 江島 健一お得なキャンペーントラスト美容クリニックではお得なキャンペーンを実施しております。是非、この機会にご利用くださいお得なキャンペーンはこちら関連コラムIPL(フォトフェイシャルなどの光治療)のすごい効果とは?レーザートーニングの効果を高める正しい施術の受け方とは。適切な回数や頻度を解説顔のシミを消す4つの方法とは?